うーん、何だろう。
面白かったんだけど、面白くなかった気もするし。
自分自身いろいろ評価がブレるというか。
ジェシカ・チャステインは大好きな女優さん。
だから今作も観たのだけど、うーん。
もともとアクション畑の人じゃないから、格闘シーンも半分楽しみ、半分不安で観た。
カッコいいシーンたくさんあったけど、全体的に動きが重い。攻撃がじゃなくて、動きと動きの「間」みたいなものが。ブツッ、ブツッと切れるのよね。
シナリオも最初は設定含めてなかなか面白いぞと思って観てたのだけど、途中からいろいろ「それはおかしいだろ」「暗殺者がそういう行動したらもう話にならんだろ」って流れが続く。
終盤はシナリオだけで言ったらもう失笑してしまった。まあ格闘シーンがメインだからそれは仕方ないのかな。いやあそれにしてもなあ。
ジョン・マルコヴィッチはこういう役をさせたら天下一品っすな。カッコよかった。
コリン・ファレルも安定してる。すっかりこういう役に馴染むというか、違和感がもうない。
ジョアン・チェンを久々に観て「うわあ懐かしい!」と興奮。さすがに歳を取ったなあ。ラストエンペラーやツイン・ピークス大好きだから思い入れのある女優さん。
最後は続編を作ろうと思ったら作れますよ的な締め方だけど、続編は止めておいたほうがいいと思う。ジェシカ・チャステイン本人のためにも。