bluetokyo

AVA/エヴァのbluetokyoのレビュー・感想・評価

AVA/エヴァ(2020年製作の映画)
1.9
2024年10月23日 13:40~ テレビ東京 吹替え
キレのいいアクション映画 + へんなメロドラマ = つまらない 暗殺者であってもそれぞれ家庭の事情があるらしい、というのは、わかるのだが、それが、妙に浮いてしまって、そこだけ劇中劇になっているみたい。ヘタな演劇を見せられているような気分。本当は、マルコビッチ演じるデュークが、オレは死んじゃいないぜ、とか言って、助けに来るとよかったのだが、そうさせないために、こんなへんなメロドラマを差し込んだのでは、と勘ぐってしまう。

簡単にあらすじ。
殺し屋、エヴァのこんどに仕事先はサウジアラビア。いつものように完璧にことが進んだかと思いきや、土壇場で、警察や兵士が雪崩れ込んでくる。エヴァは、なんとか脱出する。

エヴァは、指示役のデュークと会い、組織に狙われているのかもしれない、といったあやふやな会話で終わる。組織に狙われるのは、エヴァが殺される人に、なんで殺されるのか聞く癖がある、ということらしい。なんとなく、まずそうな気もするが、そもそも、なんでそんな癖があるのか、説明がないし、規則はないにしても、注意勧告はあってもよさそうだ。殺し屋としての適正に欠けるから、排除しておこうということに過ぎないのかもしれない。

そんなトラブルを抱えながら、エヴァは、久方ぶりに、里帰りする。母親が、入院したからなのか、里帰りしたら入院していたのか。
里帰りしてみると、妹のジュディは、エヴァの元カレ、マイケルと付き合っているという、ナゾ展開。
しかも、マイケルは、ギャンブル依存症で多額の借金を負っている。うーむ、なぜ、この男が、というナゾ設定。

一方、デュークは、上司のサイモンのもとを訪れて、エヴァを狙わないでくれと陳情する。だが、戦いになり、あっさり、デュークは、サイモンに殺される。

サイモン自ら、エヴァを殺しにやって来るが、あっさりと返り討ち、エヴァに殺される。

エヴァは、ジュディ、マイケルのもとを訪れ、多額のカネを渡して、なにも言わず、国外に行ってくれ、と言い残すと、姿をくらませた。
上司まで殺してしまったので、ますます、命を狙われるし、家族にまで危険が及ぶかもしれない、ということなんだろうけど。
でも、いきなり、国外に行ってくれと言われてもなあ。それに、マイケルに必要なのは、カネではなく、ギャンブル依存症の治療のような気もするが。
bluetokyo

bluetokyo