『岬の兄妹』の片山慎三 監督作。
33分のショートフィルムです。
『岬の兄妹』はですね、
あんまり好きではなかった。
しかし、今作はアマプラで
見放題だったのと、
フィルマの皆様のレビューを読んで
興味が湧きました………
血まみれエレベーターホールから
始まる、実際の事件をモデルにした
映画ですね………
女と男のどうしようもない
ドロドロと狂気を描きますが、
なにぶん短尺なので、
そこまで感情移入できず…
まあ、そうなるだろうな。
って感じです。
しかし、主演の清瀬やえこは
凄く印象に残る。
ここは『岬の兄妹』に通じる
部分がありましたね。
女優さんの魅力を引き出すのが
上手いですね。 片山監督。
後ですね。
ラストシーンがとても好きでした。
皆さんのレビュー読んでると
割と不評っぽいんですが、
好きやったわあ………
『岬の兄妹』もラストシーンは
凄く好きなんですよ。
メチャクチャ痺れたんですよ。
絶望を絶望のままとして描かず。
希望をただの救いとして描かず。
それらが一体となった、
歪な何か………。
今作もね。
そんな良くわからないカタルシスを
ぶちまけてくれました。
苦手な監督かと思ってましたが、
次回作も期待してみようと思います！
2021-13
