落差が中途半端
落ちこぼれが、努力の末に、勝利を勝ち取るジャンルムービー
この手の映画は、落差と克服する過程が命
主人公のダメっぷりと頑張っている姿に己を重ねて感情移入してしまい、最後の成功の姿に感動するところがキモ
それを期待して観る映画
そいう点からすると
①ダメっぷりは良い
ガリ勉優等生タイプ女子、運動も恋もまるで経験無し、というか超苦手
②努力の過程
簡単に上達しすぎ、成功までの途中に挫折がつきものだが、それも弱い
学校の成績落ちてダンス禁止って、頑張ったけど報われないのかって思わせることがポイントだと思うが…弱い
学校の成績落ちたら、そもそも受験受からないから大事なんだけど、そんな簡単にダンス諦めんの？？って思う
③成功のシーン
古くはベストキッド、チアーズ、最近ではピッチパーフェクトなどのように、最後の舞台の完成度が高い方が当然盛り上がるのだが、優勝チームのダンスにしては弱いし、競合のダンスも連続優勝の名門チーム王者感が弱い
ダンスは総合的にうまくないと勝てないから、ベストキッドのような起死回生の一撃は無いので、より演出にかかってくると思ったが残念…
以上から、落差が中途半端だし、努力の過程も中途半端、ダンスをやっている必然性も中途半端、挫折からの復帰もご都合が良すぎ
題材は良いだけにもったいない、惜しい作品
(関連映画に表示されるyou got servedのダンスシーンの迫力と比べて欲しい)
