2021年度アカデミー賞の本命ということで、フランシス・マクドーマンドが3度目のオスカー主演女優賞を獲るか、といったところに注目していました。
実際、偏った見方をすると、ほぼマクドーマンドの一人演技とでも言っていいような、彼女が演じているファーンの視点で描かれていて、登場人物も一部本人が本人役として出ているし、作品としては大きな展開があるわけでもないので、やはりマクドーマンドの演技力があってこそだと思いました。
あとは静かに進む物語にそっと寄り添うような劇伴が良かったね。音楽は誰だろうと思ったらルドビコ・エイナウディだったのね。確か「三度目の殺人」あたりを担当していたような。雰囲気があってとても良かったです。
キャンピングカーで旅をしながら暮らすって、ちょっと憧れますね。実際大変なんだろうけど、一度そんな人生を送ってみたいと思える映画でした。
それと本作、近年のアメリカ映画にしてはエンドロールが短くて、4分ちょい？くらいだったと思うんだけど、そこも評価ポイントです。
