このレビューはネタバレを含みます
ドキュメンタリーみたいだなあ。フィクションだけど。ハンディカムで撮ったと思しきシーンが多いからかな。でもかっこいい構図とか綺麗な空の色とかは狙ってやってるぽくて、そこは映画だな〜と思った。
個性のある友達がいて、かっこいい人(デビッド)といい雰囲気になったりして、って学園ものドラマとかにありそうだけどそれを車中生活してる高齢者ばっかりでしてるってのが面白かったな。交流楽しみつつも病気とか死と隣り合わせだし。孫がいたりもするしなあ。
ファーンのお姉さんがノマドたちのことを開拓者みたいって言ってたけど私はモンゴルの遊牧民とかヒッピーみたいだなと思ったな。開拓者は目的があるけど、ヒッピーと遊牧民の旅には終わりがないと思ってるので。
石売るお店に来てた若者はヒッピーってことなのかな。
ボブ率いるノマドたちの集落、ちょっとカルトっぽいっちゃカルトっぽかったけどあれで救われるならそのままでいいよな。
車を改造してカウンターとか作ってるのを見るの楽しかった。人の家とか見るの好きなので。
あと、Amazonの倉庫が映ったら一年が経ったってことがわかるの面白かった。普通は雪景色とか桜並木とかで表すと思うんだけど、今時だったな。
最後荷物とか処分してたのであの町は捨てて他の街に行ったのかな?と思った。
基本的に悪い人があんまり出てこなかったのがよかった。車中泊禁止ですっていうおじさんと立ち退き命令した会社くらいしか悪い人いないよな。
あと、昔見た絵本で「ぼくんちひっこし」っていうのがあったんですがそれを思い出した。
あと、フランシスマクドーマンド以外のキャラが本名のまま演じてたのが気になったんですがどういうことなんですか?自分の役を自分で演じてるってこと?
追記
デビッドと主人公以外は全部実際のノマドたちをそのまま出したと知り、えっリンダとかスワンキーとかも?と思いました。すごいなあ。