言葉の印象ってすごいもので、ノマドと聞くとなんだかシャレこまして優雅なイメージすらある(個人的感想)けど、車上生活者と聞くとネガティブなものに感じてくる。
いつもどおり前情報を入れずに、ロードトリップかな？くらいに観たので、面食らってしまった。
全体を通して漂う孤独感や寂しさ。
アメリカの広大な景色と相まり、この声も感情もだれにも届かずに死んでいってしまうように思えて、胸が苦しくなった。
その中でも、希望が感じられるのはノマド仲間との助け合いや絆で、悲観的過ぎず美談過ぎず、リアルなノマドライフが覗けた気がする。
エンドロールで役名と役者名がほぼ同じで、調べたらメインキャスト2人以外は多くが本当のノマド。生活の匂いまで感じられたから、納得だった。
