のこ

ノマドランドののこのレビュー・感想・評価

ノマドランド(2020年製作の映画)
4.7
★2021年2月28日第78回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門の作品賞と映画部門の監督賞を受賞✨
★4月26日のアカデミー賞でも作品賞大本命
主要6部門ノミネート✨

3月26日公開
予告編で数回観た作品ですが~
なぜ60代の女性ファーン(フランシス・マクドーマンド)がそんなに拘ってノマド(放浪の民)生活をするのかと 
遊牧民のような~
彼女曰くホームレスではなく~ハウスレスの生活!
どこでも自由に行けて、気軽な生活をエンジョイしている!?
お金が無くなれば 季節の仕事に携わり
国立公園の清掃したり レストランでお料理作ったり
ビーツ畑で働いたり~とっても活き活きしてて!
その土地のノマドと即お友達、お仲間にいれてもらって
(本物のノマドとのふれ合いもあって)
新しい生活様式のノマドランド~と
興味持ちながらどんどん作品の中へ~

元教師のファーンは教養もあって、しっかりした女性!
リーマンショックによる企業倒産の影響で、長年住み慣れた家を失って 愛する夫とも死別して~^^:

ひとり残されたファーンは
前にどうやって進んで行ったらいいのか~
放浪の旅をしながら~
愛する夫と楽しかったこと~結婚式を思い出したり 
夫の遺品を車に積んで 忘れられない夫との生活を
ず~~~~と引きずってしまってて⚡⚡⚡

ポンコツ車の修理代もお金がなくて
妹が憐れんで一緒に住まないかと言っても~
ファーんにとっては心の整理がなかなかできない

この作品を見ながら思い出したことが~
以前ある映画館で、初老の女性がご主人を3か月前に亡くされて、家にいると悲しくて、、
ボヘミアン・ラプソディは60回以上観てますと。
別の空間に身を置きたい、その女性の切ない思いが心に刺さって~ 

この作品の ファーも家を失ったのもあるけど
悲しみから逃れたくて ひたすらに運転して別の土地へと向かう
彼女の切ない気持ちが辛く響いてきました。

好きだと言ってくれた男性と新たな人生を選択して
幸せになってくれるといいな~と内心思ってましたが~
息子と一緒にピアノ連弾している彼の幸せな家庭には
彼女はまだ入って行けるだけの
心の整理ができず~ 
亡夫への思いが離れられずにいるファー
引きずっていたファー
そのことに~自分の思いにやっと気付いたファー!✨

彼女がひとりで生きて行くための成長のノマドランド!
これからはどこへ行こうと~ 
もっと素敵な旅になることを期待して💘
人間 だれもがいつかは一人に 
どこで立ち直るか~ひとりで生きて行くには~?
神さまが与えた試練は簡単ではないけど 
乗り越えられないことはないと思うし、
そこでまだ成長する喜びが待っているのではと~✨
のこ

のこ