Siroyagi

ノマドランドのSiroyagiのネタバレレビュー・内容・結末

ノマドランド(2020年製作の映画)
1.7

このレビューはネタバレを含みます

いつか聞いたGeorgWinstonのような美しい音。
見たこともない美しい大自然。
出会う人はみな優しく、
貧しくても、
人、自然との絆によって、最後のときを迎えるまで、
一人で、放浪の旅を続ける。
まるで、おとぎ話。

アメリカ、格差と断絶の国。
いつか見たイージーライダー。
放浪の旅の途中で、年寄から
ショットがんで撃たれる若者。
あの頃から何も変わっていないアメリカ。
いつか見た、異端の鳥。
異端の者は、どんな土地でも迫害を受ける。
絆は、村の中にしかない。

バンを買う金もなく、
お金を貸してくれる裕福な姉もいない、
たくさんの、増え続きる貧しい人々は、
その場所から逃れる術がないのに。

いつか来た開拓者達は、山を崩し、レッドマンを追いやって、彼らの土地に線を引いた、神の名のもとに。
ノマド達は、たばこと排ガスと排泄物で、自然を犯す。彼らのためのシェールガスは大地を割る。自由の名のもとに。
Siroyagi

Siroyagi