イトウモ

灰の車輪のイトウモのレビュー・感想・評価

灰の車輪(1968年製作の映画)
2.7
ニューヨークに暮らす、厭世的な青年の独白風の物語

カトリックらしきバックグラウンドがありつつ、理想の恋人と添い遂げられないことを嘆き、クリシュナ信仰に傾倒して来世に運をかける

着想としては、アロノフスキーっぽい

あの、双子風の友人が事故死する場面、彼の顔のクロースアップにちょっとベルイマンみたいなのがあって、それと主役の彼とを切り返すのがよかった。

イラスト、写真、あとは覗き穴からのショット、アイデアはいくつか面白そうなものがあったが、有機的に構成しようという感じがなくて、散漫に感じた。