ユーゴスラビア紛争において発生したスレブレニツァの虐殺を題材とした物語。
国連によって安全地帯に指定されたはずのスレブレニツァにスプルスカ共和国軍が押し寄せ、国連施設の目の前で虐殺が行われる。しかし、国連の通訳として働くアイダは、その公の仕事と家族を守りたい私との間で大きく揺れ動く。
余りにも残酷で、辛く、しかし例えばここで描かれるムラディッチ将軍の終身刑が確定したのは今年。例えば、多くの難民が国連施設に押し寄せる様は明らかにアフガニスタンを想起させ、決してこの物語が過去ではないことを示している。
どうか見てほしい映画である。
しんどい・オブ・ザ・イヤー「アイダよ、何処へ?」感想
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