のんchan

アイダよ、何処へ?ののんchanのネタバレレビュー・内容・結末

アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

上映時に話題になっていたし、その後の評価も高めですが...

【ボスニア紛争】
ユーゴスラビアから独立したボスニア・ヘルツェゴビナで1992年から1995年まで続いた内戦。
話には聞くけど、日本人にはちょっとピンと来ないところがある。

今作は1995年に起こった【スレブレニツァの虐殺】が題材となっている。

武装勢力が地域一帯を支配し、最後の安全地帯と呼ばれた地域に避難民が何万人と押し寄せて来る。
ところが、国連平和維持軍は全く無力のままで、目の前で大量虐殺が起きてしまう...(惨虐シーンはありません)

ちょっと今のウクライナにも通じるものがありそうで観ていて辛い😰

アイダという主人公は、高校教師で語学堪能のため、現場で国連側の通訳を任されていた。身分証を首から掛けて、怪しまれずに勝手に中を移動出来る。
女性の目線を通して、その事件を目撃するような映し方なので、一種のパニック映画のようでもあり、緊迫感を体験しているような錯覚にもなるが...


しか〜し...ごめんなさい🙏
アイダの気持ちはとても解るんですけど...
ただ、この女優の表情や態度があまりにも自己中過ぎるように感じてしまう😧自分の家族(夫、息子2人)だけを助け出したいとしか映らないのです😨
大変な時だからこそ手を取り合うなら感動が高まるけど、あまりの自分勝手さにウンザリしてしまいました😔

挙げ句の果て、同僚の男女(恋人?)が恐怖心と辛さで目の前でキスをしたら、なんと狂気のようにそれを嘲笑する😥あり得ません、半ば狂ってる?

結局、自分だけ取り残され家族3人が亡くなってしまうのですが...

事実を知るには知識となったけど、この女主人公にどうしても気持ちが添えられませんでした😓
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