このレビューはネタバレを含みます
ヴァネッサ・カービーの演技がリアルすぎて陣痛のつらさを思い出した。一度赤ちゃんを抱いただけに、それが死産になったらほんまにつらいやろうなとも感じた。
「内と外の働きかけで橋が倒れることがある」という話が作中に出てきたけど、映画の中でも同じように家族や周囲などのいろいろなことが原因で最終的にマーサの家庭も壊れてしまう。
ってか、マーサの母親は毒親すぎない?娘のためや言うて裁判を強要したりマーサの夫に遠回しに別れろ言うてきたりやばすぎる。マーサの夫もなあ、つらいのはわかるけど、お前がそんなんでどうすんねん泣いても仕方ないやろって思った。
「赤ちゃんが死んだのはマーサのせいじゃない」って言葉と、ただ静かにそばにいることが、マーサの1番望んでたことなんじゃないかなあ。
劇的な展開はなく、ハラハラドキドキするわけでもなく、手を叩いて笑えるほど明るい映画でもないから、まあ一回見れば十分かな。お産のシーンは出産の痛みを思い出してしまうし。あと、時間の経過とともに橋が完成していく演出が印象的だった。