この映画、タイトルと評判よさげなので、劇場に観に行きたいくらい気になっていた。結局配信を待ち、DLし、スキマ時間に少しづつ観た…のだけど…足掛け数ヶ月かかったｗ
そして、こんなレビューなら書かないほうが…とも思って、ずっと眠らせていたのですが…もう放出することにします。
お犬ものであれば、ある程度の点数をつける私ですが…
これは主人公が個人的に無理すぎてキツく観るのが苦行の域でした。
まず、ボソボソ喋るか怒鳴るように大声あげるかで…どちらもイライラ…
そして主人公周りの人間も台詞で諭してはいるのだけど、「気持ちは分かるよ？でも俺たちもう学生じゃないんだから…」って。本当それ。
この主人公たちが例えば動物好きの○学生の仲良しグループで…とかなら、とても良いお話なんだけど。
大学時代のサークルから始まり、メインの時系列ではもう獣医、しかも院長という責任ある立場にたっているのに、この無鉄砲っぷり。
愛玩動物にまつわる、あれこれある黒い実情は、動物が好きで獣医を志すのであれば、ある程度は知っていて当然のこと。
そこに目くじら立てて怒鳴って力任せに抗ったって、どうにもなりはしない。なっていたら、とっくにどうにかなっている。
登場人物が子供ならこれで良かったのだけど…
大人としての”どうにか”を見たかった。
どうにもならなくても共感できる憤りぶりを見たかった。
視聴者に向けて実情を知らせるため…と捉えれば良いのかもしれないけれど、だからといってあの演技はない。
それこそ子供を主人公にすれば良かったのでは？
というかもうお話はベタでも支離滅でも、ただカワイイお犬が見たかった…
犬は可愛かったので点数は付けます★
