人気作家がオフシーズン、好きな女に会いにイタリアの湖がある小さな村へ行く。だがそこの住民たちは彼女が自殺したと言うが、どうしても信じられない謎があった―

上質なミステリー映画♬✧*。

• #60年代
• #イタリア
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• #ミステリー

脚本がめっちゃダメだなこれ。一応雰囲気は良くてモノクロの映像が決まってるが、ダラダラとつまらんし雑すぎだ。拍子抜け。

オフシーズンのリゾート地に訪れた若き作家が、不審な死を遂げたという美しい女の幻影を求めて、湖畔の小さな町をさまよい歩く。海外ではジャーロの先駆的な作品と見なされているらしいが、どちらかというと『反撥』的なニューロティック・ホラーの要素を含んだフィルムノワールに近い手触り。何らかの恐ろしい出来事が起こっているはずなのに、何ひとつ真実は掴めない。現実と妄想がドロドロに溶け合った白昼夢の世界。寂寞としたトーンのモノクロ撮影はベルイマン映画っぽくもある。フラッシュバックシーンの粒子の粗いコントラスト、ヴィルナ・リージは夢みたいに綺麗。彼女が死ぬ回想場面と屠殺場でのクライマックスは確かにジャーロ的か。