紫亭京太郎

ウィッカーマン final cutの紫亭京太郎のレビュー・感想・評価

ウィッカーマン final cut(2013年製作の映画)
3.5
領主が支配する離島で、行方不明になった娘の捜索依頼を受けた敬虔なクリスチャンの警部が、島民達に煙に巻かれるような扱いを受けながら、躍起になって捜査にのめり込むほどに島の“文化”に呑み込まれていき、捜索依頼に隠された秘密にたどり着いた時には、引き戻せないトンでもない悲劇が待ち構えていた。
警部としての殉職ではなく、クリスチャンとして殉じるほどの信仰心には、ある意味、同情が隠せない。異なる宗教のせめぎあいにおいて、信仰心の熱いもの同士が対峙するとロクなことにならないと思って引いてしまうのは、己に信仰心が無いからなんだろう。とても神のためには死ねないし、信仰心に殉じるくらいなら転向して生き残る道を選ぶねww
紫亭京太郎

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