にっきい

ウィッカーマン final cutのにっきいのレビュー・感想・評価

ウィッカーマン final cut(2013年製作の映画)
3.2
全裸で踊り狂う少女たち、多分肌色のパンツ履いてました。

昨年出町座で上映されてた時散々観るか悩んだ作品。
結局見逃したけど、みなみ会館で1週間限定て上映されたので観てきました。

五月祭でローワンは生贄にされたのか?って話し。
2006年にニコラス・ケイジ主演でリメイクされてるんですが、随分前に長男がレンタルしてきたのを一緒に見たんです。
でも全然ハマらず後味も悪いし、むしろ嫌いな映画でした。
サマーアイル島でローワンと言う少女が行方不明になっているから助けて欲しい、と本土で警官をするハウィーの元に差出人不明の手紙がくる。
早速島で捜査を開始するのだが、島民は何故か非協力的で…、って話し。
舞台になるサマーアイル島は、過去の出来事からペイガニズムに支配されてるんですが、これが所謂"男根信仰"。
独自に進化した原始的な宗教でおSEXを神聖な儀式として捉えてるらしく、あちこちですっぽんぽんの少女たちが男根を象った像の周りを踊ったり、男女の仲を謳った歌を歌ったり。
ミュージカルか?と思うくらい歌う。
夜の浜辺で集団おSEXする。
捜査に来た警官が敬虔なクリスチャンなので、誰とでもおSEXするようなこの島の宗教を許せない。
今まで信じてきた常識が通じない恐怖。
これ観て『ミッドサマー』って今作のリメイクじゃないの?って思うくらい共通点ありました。
逆にニコラス・ケイジのリメイクの方がかなり変えてた記憶。
リメイクのサマーアイル島は女性ばかりが住んでいるんですが、オリジナルは男も居る。
リメイクの女性しか住んで無い理由を知った時めちゃくちゃ衝撃を受けるんですが、オリジナルは男女住んでいてもちゃんと衝撃的なラスト。
ただしリメイクのあらすじを覚えていたので結末が分かってるから驚きが少なかったのが残念でした。
あっそうそう、サマーアイル島で行われる五月祭の女王に選ばれる宿屋の娘、ムチムチでエロい身体ですぐ誘惑してくるんですが、お顔がブ…。

これ観て帰りのJRでの話し。
ボクは始発駅の京都から乗ったので座れたんですが、車内は結構混んでました。
数駅進んだところで隣のボックスに今どき珍しいセーラー服の女性が座られたんです。
でも素肌が見えてる手脚がどう見てもおばちゃん?
あんまりジロジロ見るのは失礼だけど気になってチラッと見たら…、多分30代後半〜40代くらい。
夏の夜の恐怖体験でした。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2022年6月19日
鑑賞回:20:15〜21:55
劇場名:みなみ会館
座席情報:1F/スクリーン1 H-9
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:94分
備考:ポイントで鑑賞
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【ネタバレ備忘録】
リメイクではサマーアイル島が女系の一族で、子供を作るために若い娘が本土に行って男性と性交渉をして帰ってきて出産。
種となった男性を島に呼び出し生贄としてウィッカーマン諸共焼いてしまう設定。
このオリジナルは島で凶作が続いている為の豊作祈願の生贄に呼ばれた設定なので、島には男も女もいる。
でも意図的かは分からないけど大人の男はいたけど、子供の男は居なかったと思う。
なので男根信仰ですっぽんぽんで踊ってるのは女児ばかり。
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