肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

ザ・フラッシュの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)
4.2
フラッシュが運命を変えれば僕たちの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も変容する。
母が生きている未来(世界線)を選べば、ジャスティス・リーグのメンバーも変容し、光速の二重奏…いや誰も思い浮かべてなかった悲痛なカルテットが始まる・・・
"彼"のいないクリプトン星人はとてつもなく"凶大"だぞ!

DC実写だからこそ味わい深くなる"黒歴史ではない"歩んできた"「映画史」こそがマルチバース"なのだ

ザック・スナイダー監督作をがっつり呑み込むVSヴィランのお話だけど、ザック映画ではほぼ成せなかったであろうこの"コメディの果ての感動"を、あなたは「可!」ととるか?(DCU・ガン印となる予定のDC映画の"変容"も如実に)


でも「アメコミ(原作DC)映画」を長く愛した人ほどその"集積"が"報酬"となる「裏ワザ」を卑怯と難癖つけようとも、その"『歴史』を否定するなかれ"な受け止めの「分岐点」を見届けよ

と、ネタバレなしで言うなら限界地点すれすれの婉曲的言い回しをつとつとと書いてまいりましまが、個人としては、予告でがっつり登場人物が紹介されているので!
ティム・バートン版『バットマン』、『バットマン リターンズ』、ザック・スナイダー監督『マン・オブ・スティール』を復習し、そして1話視聴で止まっていたドラマ版『フラッシュ』をなんと先週からぶっっっ続けて見ていたのですよ!(なんという用意周到さ)
とか言っても、ドラマは先週2週間程度では当然ながらファイナル9シーズン見切れるどころか、Netflix視聴可能な7シーズンまで…届くはずもなくシーズン2の中盤というなんとも微妙な位置までチャレンジしましたよ!(フィ~😅←やり切った体

その甲斐あってか、映画単体では早回しで若干理解しにくい主人公バリーの背景や登場人物の理解が進むし、マイケル・キートンバッツの登場の感慨深さが何倍もの効果とやってくるし、ゾッド将軍勢のヴィラン・クリプトン人のヒヤヒヤものの強靭さも改めて感じて、今作で"『彼』というフィルターを通さないバージョン"をよりダイレクトに感じる事ができたのかなと思います。
バリーのとても身近なヒロインであるはずのアイリスの縁遠い設定、ドラマ版女優もしかしてちょい出!?とかわかりづらい小ネタがやたら敷き詰められてるっぽいですしねw
クリプトン勢のかっちょいいボーイッシュオバハン、ファオラが若く可愛くなったVer.のスーパーガールを演じなすったサッシャ・カジェさんはとにかく眼福で、出演歴からも抜群のニューカマーだったみたいですね。

ちょうどドラマシーズン2の同じスピードスターな能力の超大ヴィラン「ズーム」を思わせるような"謎キャラ"が出演し、ミスリードや伏線にもなったりとドラマファンもニヤリとくる"報酬"が用意されてるのも見始めた甲斐がありましたよ!(←未だ正体に辿り着いてない周回遅れの奴の虚言)

ただ思うんですよ、見終わってからの"虚無感"をね😉
今作はアース〜と言える私たちが知っている"世界線を行き来する"「バリーの物語」だけども、"彼の変えた世界線"にはもう1人のバリーがいて、バットマンがいて、スーパーガールがいて、知っているはずのジャスティス・リーグは存在しないけども、彼らは彼らの"人生"がある。
そんな人生を"引き換え"に"受け入れるべき「真実」"はあまりに酷で、いたずらに"イジる"事でバリー/エズラ・ミラーの「人生」に"無しにはできない「フラッシュ・ポイント(過去)」"が生まれてしまった…

彼の奇行が今作が接点と言いたいわけではないし、知りもしないし、どうでもいい事ではあるのだけど、"DC映画史"のLINKと、主人公とリアルと虚構のLINKがより一層今作を「ただらない物語」としてることが、皮肉であり虚無であり、先の読めない『虚空』を感じさせるのです😳(MCUと違い劇的世界線ターンをキメたDCUに幸あれ)