ブタブタ

ザ・フラッシュのブタブタのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

正直エズラ・ミラーの度重なる不祥事よりも永山絢斗が大麻で捕まった事の方がショック何ですけど(😭)
それから瑛太と兄弟だったと始めて知った。
それから更に長男が居て俳優で余り売れてないと知った。

『スパイダーマンNWH』がこの手のマルチバース・アメコミヒーロー映画の本格的スタートであり極北であり最高傑作でもはや越えられないのかも。
『ザ・フラッシュ』ですがただ過去のキャスト出せばいいってもんじゃないと思うけど。
そりゃ幻のティム・バートン監督『スーパーマン』のニコラス・ケイジのスーパーマンが出てきた時は「ฅ(º ロ º ฅ)オォッ!!」ってなったけど。
あとオチのジョージ・クルーニー🟰ブルース・ウェインとか、この手のポストクレジットで単に驚かせる演出って楽しいけどそこに力入れるよりもっとやるべき事があるのでは?
本作『ザ・フラッシュ』は完成、公開迄トラブル(主にエズラ・ミラー)続きで、言いたい事は多々あれど先ずは公開された事はよかった。
エズラ・ミラーを外さなかった決断やそんな雑音を全て吹き飛ばす程の作品だと期待して見に行ったけどそこまでの作品ではなかったよね~。

宣伝も評論家の皆さんも余りにハードルを上げすぎるのは如何な物かと。
MARVELとDC、この二大レーベルで展開されてるアメコミヒーロー映画のクロスオーバーのひとつの頂点とも言うべき映画が『ザ・フラッシュ』でこれ迄の全てのDC映画を一度リセットし、更なる次の展開へと橋渡しするいわばその分岐点《フラッシュ・ポイント》となる作品とか言ってなかったっけ?
別にそんな事はなかった。
普通に面白い映画だとは思うけど。

ガッカリポイントは過去改変により蘇ったゾッド将軍とパラレルな存在であるスーパーガールがタダの賑やかしでしかなかった事。
スーパーガール何てフラッシュ甦らせ要員でしかないし、ゾッド将軍何てまさかの途中退場!
ヴィランでありながらちゃんと倒される場面がないんだもの。
「歴史は元に戻りスーパーマンに倒されましためでたしめでたし」って事だけどそういう部分この映画ちゃんとやらないのね…

まあ其れはいいとして(良くないわ)次のガッカリポイントはハリーの母親殺したの誰なの?
このストーリーにおける重要ポイントもスルー。
タイムリープを繰り返すうちに怪物化してしまったハリー=ダークフラッシュが犯人だと思った。
原作及びドラマ版『フラッシュ』では全ての始まりであるハリーの母親殺しの犯人はリバースフラッシュであるけど『ザ・フラッシュ』でもそこは映画のクライマックスとしてあの母親殺しの時間・場所に戻り犯人であるフラッシュの「ネガの存在」であるスピードスターとの最終決戦になると思ったのに真逆のそこは無し‼️

なんか続編を匂わせてこういうの凄くヤダ。

「ぼくがかんがえた『ザ・フラッシュ』」
は未来のハリーであるダークフラッシュこそが母親殺しの犯人。
そもそも《過去のハリー》はハリー(オリジナル)から見て《残存した時間軸》の存在(だよね??)だから《別の時間軸》の存在でありドラマ版におけるサビターみたいな存在。
なのでヒーローでなくヴィラン化して《ダークフラッシュ》になってしまった。
《ダークフラッシュ》の目的は「自分の世界の母親を救う事」其れには「オリジナルのフラッシュに過去改編させる」だから「オリジナルの世界の母親を先ず殺さなければならない」って「卵が先か鶏が先か」のパラドックスが起きてしまう。
なので最後は母親が殺されたあの場所でのフラッシュ対ダークフラッシュの決戦だと。
ここでエズラ・ミラーそのものの存在を消すグッドアイデア思いついた(笑)
タイムリープによりハリー(オリジナル)、ハリー(過去=残存した時間軸)、ハリー(ダークフラッシュ)、そしてその全ての元である子供のハリー。
母親殺しの最終決戦で三人のフラッシュの中に子供のハリーが割って入り母親の代わりに殺されてしまう、その瞬間全てのハリー=全てのフラッシュは消滅、この世界はバリー・アレンの《フラッシュ》は存在しない世界になってしまう。
でエズラ・ミラーは全てのDC映画から退場。

劇中で言及される『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
主人公マーティのキャスティングは最初エリック・ストルツでマイケル・J・フォックスに途中交代したが『ザ・フラッシュ』で過去改編によってそのままマーティ役はエリック・ストルツになっている。
エズラ・ミラーが不祥事で降ろされて別の俳優がハリーを演じていたらこの場面、最高に皮肉が効いててよかったのに(笑)
それから過去のハリーが「マジックマッシュルーム」とかラリってたりエズラ・ミラー本人を思わせるクズ人間だったりするのが実にノイズで映画見てて不快な気分になるのは否めない。

吹き替え版を見たけどスーパーガールの橋本愛さんは可もなく不可もなく。
YouTubeのCMでしつこくしつこくやってるので途中からはスーパーガールの顔が橋本愛さんにしか見えなくなって来たけど。

本当は60点くらいだけどエズラ・ミラー分を20点差し引き40点くらい。
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