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ベイビー・ブローカーのkrc20のレビュー・感想・評価

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)
4.0
「赤ちゃんボックスがあるから、無責任な親が増える」
「赤ちゃんボックスがあるから、この子は生きている」
真っ向からぶつかり合う意見・・・
非常に切実な問題を扱った作品です。

辛い過去を持った人々が「赤ちゃん」で繋がり、心の傷を少しずつ癒していきます。
重苦しいテーマの中にも人の優しさを感じることができ、意外にも爽やかな気分になりました。
また、何気ない会話や何気ないシーンにも深い意味があり、とても見応えのある作品だったと思います。

「親は子供の為だったら何だってやる」
「でも、それでいいのだ」
思い返すと、主人公(ソン・ガンホ)のこの発言に、全てが集約されていた気がします。

2022.6 映画館
2024.1 prime video
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