同一人物との会話の中で、字幕が敬語になったりタメ口になったりするのは何で？
是枝監督の新作、ソン・ガンホ主演って事で話題になってた作品。
たまたまですが仲良しのKahoさんと同じ日に観たので勝手にデートムービー。
赤ちゃんポストの話し。
日本でも実際に赤ちゃんポストありますが、確か病院が設置してたはず。
韓国では民間の児童養護施設が設置してるみたいでした。
ある夜若い女性が赤ちゃんポストの前に赤ちゃんを置き去りにする。
赤ちゃんの人身売買を捜査していた刑事が、放置しておくと凍死するかも知れないので赤ちゃんポストに入れてしまう。
そんな事とは知らないブローカーの2人は、赤ちゃんポスト内のモニター映像を削除して、まんまと赤ちゃんを手に入れるのだが…、って話し。
ソン・ガンホの相棒がドンちゃんことカン・ドンウォン。
実はボクはドンちゃんと聞くとチャン・ドンゴンを1番に思い浮かべるんですが、仲良しのKahoさんにカン・ドンウォンの事だと教えてもらいました。
赤ちゃんを買おうとする親も、売ろうとするブローカーも、やたらと赤ちゃんの眉毛が薄いのにこだわってるの何故？w
日本ではどうなのか分かりませんが、韓国では"迎えに来る"と手紙が付いてる赤ちゃんは養子縁組のリストから外されるそうで、施設行きが確定するそうです。
でも実際に迎えに来るのは1/40程度。
そして産まれる前に殺し(人工中絶)ても罪にはならないのに、産んでから捨てると罪になる。
難しい問題。
赤ちゃんを売る相手を探して旅してる間に愛着が湧き家族のようになっていくブローカーたちと、人身売買を現行犯で逮捕したいために赤ちゃんを物扱いする刑事の対比が面白かったです。
韓国映画と言えば警察がポンコツなのが普通ですが、今作は是枝監督が脚本も担当されてるので、マトモでした。
これが公開になる直前、お馴染み浜村淳さんが「日本では是枝監督のように元々か単館系の映画を撮っていた監督には製作費が余り出ないんです。そこで韓国が潤沢な資金を用意してくれて韓国で映画を撮る。こんな事ではますます日本の映画は衰退してしまいますね」と、めちゃくちゃ真面目な話しをされてました。
公開日の朝、情報番組の是枝監督のインタビューでも監督自身も同じような事を言ってられたし、本当に邦画は危機的状況なんですね…。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊鑑賞記録＊＊＊＊＊＊＊＊＊
鑑賞日：2022年6月26日
鑑賞回：9:20〜11:40
劇場名：TOHOシネマズ二条
座席情報：SCREEN6 Z-6
上映方式：2D 字幕
レーティング：G
上映時間：130分
備考：割引
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