toshi

劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族のtoshiのレビュー・感想・評価

5.0
岩合監督、劇場版世界ネコ歩き第2段!!
今回もガッツリ癒されました。単に沢山の猫を見せられるだけなんですけどw全く飽きない。前作よりは長尺となっていますが全くその長さを感じずあっという間の至福の時間でした。

今作の舞台や北海道の牛舎とミャンマーインレー湖の水上に立つお家。
牛舎では子牛と親牛の牛舎に分かれて縄張りがありながらも人と牛と一緒に暮らす猫達、インレー湖では人間の3人家族と一緒に4匹の家族猫が日々暮らすドキュメンタリーです。
そして今作ポイントは女子猫達が何ともたくましい!!因みに男子はみんな大人しくて優しい。

子牛の牛舎ではゴッドマザーといわれるチャカスケが幅を利かせ、親牛の牛舎ではヒメという女子猫の縄張り。仲が悪いわけではないんでしょうけど縄張りを守る為に対立中。一方チャカスケの息子デイジーとサボは大人しい仲良し兄弟。ヒメにもカーショという親離れできない甘えん坊の息子が居ます。男子は兎に角大人しい。気持ちが優しい男子猫ばかりです。
ミャンマーインレー湖の家族猫も母猫メーワーがたくましい!!娘のシュエはおてんば。父猫エーワーは身体が弱く人間家族の少年に助けられ大人になっていることもあり大人しい。息子のグェもシュエに何時も先を越されます。

何気ない猫達の生活は今回もまた春から冬にかけて撮影されている様ですが、毛長猫のヒメとカーショの冬毛が何とも立派でもこもこ。「モフモフしたい!」気持ちが止まりませんw
またストーブの前で丸まっている大量の猫達が可愛すぎ!一緒に丸まりたくなります。
ミャンマー側はというと水上生活主なご主人たちは漁でも生計を立てており、ちっさな船に父母のエーワー、メーワーは何時も一緒に乗って漁のお手伝い。

猫の生涯サイクルは人より何倍も速くて、数か月経つと子供達は大きくなるし、1年経過したら遊んだり親に甘えてばかりもいかなくなる・・・。特に男子ならば自分の縄張りを作らなきゃいけないんでしょうけど、今作登場の男子猫は兎に角優しいので大丈夫かと心配になります。

家族、兄弟の愛を猫達で堪能できる今作。ナレーションの中村倫也さんとたまに入る語りの岩合監督の声にも癒されました。

【余談1】
猫の咳というのを今作で初めて聞きました。クシャミは何回も聞いた事ありましたが咳は初めてでした。というか猫が咳するって知りませんでしたw

【余談2】
緊急事態宣言が発出しましたが、映画館は発出前に対し規制はあるものの継続して営業というのは嬉しい限りです。我々観る側もそんな状況に喜ぶだけではなく感染対策をしっかり行って鑑賞しなければなりません。コロナ禍後、館での鑑賞は近隣のTOHOだけでしたが、本日もう一つの近隣となるイオンシネマで今作を鑑賞しました。コロナ禍後しばらく行っていなかったのですが、イオンシネマは引き続き一席空けてに加え、隣の席との間に黒いパテーションみたいなものを設置していました。一席空けてますから隣に人はいないのですが、その先に座っている方達がこのパテーションにより視界に入りませんでした。
飛沫防止なんでしょうけど、周りが気にならないという点でもパテーション有り!でした。
再来週にはエヴァが公開ですが、TOHOでは全席選べますし飲食も可能なので公開後しばらくは満席だろうと鑑賞は諦めていましたが、上記よりイオンシネマでの鑑賞を決めました。
toshi

toshi