Inagaquilala

ザ・スイッチのInagaquilalaのレビュー・感想・評価

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)
3.3
「アップグレード」(2018年)や「透明人間」(2020年)など、ちょっと趣向の異なったホラー作品の製作を手がけるジェイソン・ブラムの作品。監督は「ハッピー・デス・デイ」(2019年)のクリストファー・ランドンで、この作品では女子高生と殺人鬼の身体が入れ替わってしまうというシチュエーションで巻き起こるホラー劇が展開される。24時間以来に、この入れ替わりをとかなければ、元に戻ることはできないというタイム・リミット的展開も加わって、それなりに興味を持続する作品にはなっているが、なにせ入れ替わり自体が理由もないもので、ホラー作品とはいえ、そのあたりもうひと工夫欲しい気がする。まあ、女子高生が殺人を繰り返すシーンは悪くはないが、所詮はつくりものではあるので、その行動には深みはいっさいないのは、自明のことだ。とにかく入れ替わりというシチュエーションだけで見せる作品かもしれない。
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