しゅう

ザ・スイッチのしゅうのレビュー・感想・評価

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)
3.3
字幕版を鑑賞。

『透明人間』『ゲット・アウト』のジェイソン・ブラム製作という事で期待し過ぎたのが良くなかったのか。

例えば『透明人間』は「科学者が自殺を偽装し透過スーツで逃げ去った妻を脅かす」という設定から想定されるストーリーラインを更に上回る展開の連続で、物語に引き摺り回される愉しさがあった。

対して、この映画は「冴えない女子高生と殺人鬼の魂が入れ替わったら?」という設定から、観客が想像出来る範囲の事しか起こらない上に伏線の張り方もあからさまなので(時計の下りはギャグかと思った)、展開が単なる確認作業になってしまってどうにも味気ない。

ヴィンス・ボーンの可憐な女子振りなど役者陣のコメディ芝居は楽しいので、ティーン向けポップコーン映画として気軽に観れば悪くないかも。
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