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らせん階段のYAZのレビュー・感想・評価

らせん階段(1946年製作の映画)
4.4
20世紀初期
失語症の女性が障害者ばかり狙わ
れる殺人事件に巻き込まれる話
ハラハラ度かなり高く面白い

彼女は住み込み使用人
やたらと広い豪邸で暮らす貴族風の。
「レベッカ」みたいな家ですね

病弱な女主人、前妻の息子と自分が
生んだ子、前妻の子の秘書、使用人等
夫は死んでおります
女主人が彼女に言うのです
「ここは危険だから早く逃げなさい」

犯人は兄弟どちらかだろうとは想像
出来ますが、分かってからの方が緊迫度
上がります
言葉が出ないので身の危険を伝えられず
にとにかく広い屋敷を無言で逃げ回る
電話で助けを求めようとしても声が。。

地下へのらせん階段が繰り返し
クライマックスはもちろん、伏線となる
エピソードにも使われます
当然ながら影が恐怖を煽ります

真相は一族の呪われた歴史のようでも
ようやく片を付けた女主人は肩の荷が
降りたのではないかな
サスペンスでありながらエンドは涙も
こぼれる感動モノだったりする
ここもまた伏線が効いてるのです

女主人演じるエセル・バリモアさんは
ドリューの祖父の姉に当たるようです
監督:ロバート・シオドマク
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