紅梅シュプレヒコール

炎のデス・ポリスの紅梅シュプレヒコールのレビュー・感想・評価

炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)
3.8
留置所に拘束された謎の男を狙う殺し屋達と1人の女警官が警察署を舞台に睨み合う姿を描いたジョー・カーナハン監督のアクション映画

ポスターでは一見ジェラルド・バトラーが主演かのように見えますが、実際の主演は女刑事を演じたアレクシス・ラウダーなので注意

と言ってもジェラルド・バトラーの活躍もある程度描かれており、ポスター詐欺と言う程にはなっていないので安心して彼のファンの方は観て下さい

観る前はもっと馬鹿みたいにドンパチのある作品かと思っていましたが、意外にも真面目に練られた脚本で驚きました

見応えのあるアクションは最後にしかないものの、会話劇を楽しめる方ならば観て損はないかと思います

散りばめられた伏線の回収の仕方も気持ちがよく、観終わった後には割と良い作品を観れた気分になれました

主人公以外の警察が役立たず過ぎるのにはガッカリですが、その分主人公の活躍に焦点を当てて展開されるのでテンポは良くなっています

ジェイソン・ステイサム主演の『キャッシュ・トラック』が好きな人にはこちらもオススメしたい

『炎のデスポリス』という題名がB級感を強めていますが、(脚本、映像、キャスト)総合的にしっかりとしたクオリティの仕上がりになっている秀作です