今年公開されたリッチー作が2本とも心から面白いと思えて、どちらも近作であまり観られなかったリッチー本来の持ち味(二転三転する展開や騙しあい等)がしっかり観られてニンマリしてしまう。
原題の通り怒れるステイサムを愛でる映画かと思いきや、欲の権化と化したイーストウッドの見事な悪漢ぶりに痺れる。彼、こんな芝居出来たのか。
印象的に使われている劇伴も耳に残る。あのエンジン音とも動物の鳴き声とも分からない、あの音のネタは一体何なんだ。とても気になる。
とにもかくにも、静かに激怒モードで容赦なく恐ろしいステイサム、眼福でした。近年の作品でもベストアクトでは。