暗く重いフランス製フィルムノワールのリメイクだそうです。
リメイクした監督は、シニカルなユーモアと歯切れ良いアクション(時に殺戮)の映画が得意です。
で、結果は「迫力ある戦闘場面もあるけど、時々テンポが落ちる映画」になりました。
犯罪者なりの生き様、絆と裏切り、復讐などがフィルムノワールの見どころであり、映画もそこにかなり時間をかけてます。
「ヒート」という傑作がありましたが、それを思わせるところも。
でも、この監督、そういうのは得意じゃないみたいですね。流れが悪くなっただけに見えます。テンポ良いアクションに徹した方が良かったかな。