意外と面白かったです。
最近スーパーヒーローものを複数見て、「もう見るのやめた。このジャンルは私には不向きだ。」と思ってたところなので、自分でもびっくりしました。
よくわかりませんが、理由は多分こういうこういうことかとおもいます:
いろんな局面での悩み、選択に共感できるから。
この種の話しは、薄っぺらな倫理観や感情で行動の選択が決まることがほとんどです。辻褄を合わすためだったり、仕掛けをデカくするためにやってるのだなと言うのがみえみえだったり。
主人公が力んでも「はいはい、そうですか。早く派手にぶっ壊して」と言う反応しか出てこないのです。「世界が滅ぶのを防ぐ」といわれても、リアルな恐怖なんかないですし。
この映画はちょっと違った感じでした。脚本がいいのか?演技が上手いのか?そこはよくわかりませんが。
簡単に言うと、全ては「悩む青年の空想」として描かれてるからだと思いました。
夢や空想だから何が起こっても、矛盾だらけの世界でも構わないのです。非合理な世界での奇妙な選択も、夢の中ではリアルに感じられるのです。
もちろん超人間的パワーを自分が発揮するのも(以上コンプレックスの強い私の経験からです)。