スガシュウヘイ

女は女であるのスガシュウヘイのレビュー・感想・評価

女は女である(1961年製作の映画)
3.0
相変わらずのゴダール。

悪魔と妖精のハーフのような、アンナ・カリーナの魅惑。


適当なようで、格言のようなセリフの数々。
俳優や女優が画面越しにこちらを見つめる眼差し。
ぶつ切りのカット・音楽・色彩は、考えようによってはリズミカルでもある。
赤いニット、白いコート、青いアイシャドー。

全体通して、捉えどころがない。
キュートでチャーミングで、侮りがたい。
自由奔放なようで、確かな哲学も感じる。

不思議な磁力。
これぞ天才・ゴダール。


公開:1961年(仏・伊)
監督:ジャン=リュック・ゴダール
出演:アンナ・カリーナ