エンタメに振り切ってお客を楽しませようという意気込みは買うのだが、いかんせん詰め込み過ぎでまとまりの無い作品。
まるで寿司とカレーとステーキとワインを一緒に食べたような・・・笑
一つ一つは美味しいのだが、それを一緒に出しちゃダメでしょって言うメニュー。
前半の銃座に閉じ込められるところは、既視感はあるもののサスペンスフルで良いのだが、荷物が赤ちゃんと分かった中盤あたりからはもうグダグダ。
爆発したゼロ戦の爆風で戻るところなど大笑いだ。
オチのモンスターとのガチの殴り合いもやりすぎ。
ツッコミは「お前はリプリーか!」だな。笑
見所は子役時代からスターオーラが凄いクロエの熱演。ぐらいかな。ここまで混沌無形なストーリー展開で夢落ちにしなかった気合は評価できる。
クロエに集中して、後は気楽なポップコーン・ムービーと割り切り見ると楽しめる作品。
余談。
既視感。
ジョン・リスゴーの素晴らしい演技が記憶に残るトワイライトゾーンの第4話 「2万フィートの戦慄」。
それと、スピルバーグのアメージングストーリーの「最後のミッション」。
これに「エイリアン」を振りかければ今作になりそう。笑