今日は映画を観たいなと突然思い、予告で観る事を決めた。
結末(父親の死)は分かっていて、それに向かって進んでいくが、激しさは多くなく穏やかに淡々と日々の生活が描かれていてリアリティを感じた(実話を元にした物語と最後に字幕が出て、より納得した)。
父親は多くを語らない、寡黙な感じ。
それが病気だからなのか元々の性格なのかは分からないが、ひとつひとつ言葉を丁寧に伝え、息子への眼差しがとても優しくて印象的だった。
息子もそんな父親に似たのかぽつりぽつりと話すが、大きな目で色々な感情を表していて、子どもらしくもありそれでいて大人が思っている以上に多くの感情を持っているんだなと感じた。
涙を誘うようなそんな演出があったわけではないが自然に涙が溢れてしまうような愛と優しさに溢れた映画でした。
個人的にはソファでうつ伏せで寝ている父親とその上で同じ体制で寝ている息子が2人合わせて微笑ましかった。
こういう日常が幸せなんだなと感じた。
