1920年代、ドイツ表現主義の巨匠 F.W.ムルナウ は、ブラム・ストーカー原作『吸血鬼ドラキュラ』を映画化しようとするが版権を得られなかった為、
タイトルを『ノスフェラトゥ』、
「ドラキュラ伯爵」を「オルロック伯爵」として撮影を始める。
そして伯爵役として マックス・シュレック という役者を連れてくるが、実は彼は本物の「ノスフェラトゥ」だった…
という実在のムルナウ監督『ノスフェラトゥ』という映画を題材にしたお話は結構好き。
ウィレム・デフォー の大袈裟な演技はオリジナルの演技をとても上手に真似ている…らしい。
ムルナウ役の ジョン・マルコヴィッチ の芸術に賭ける(はた迷惑で無茶な)情熱もユニーク。
とはいえ、それがどうした?的退屈な出来上がりではあるけど。
因みに、ホラーではないので、ソレを期待してはいけない。