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そこからの光 未来の私から私へ
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『そこからの光 未来の私から私へ』に投稿された感想・評価

KUBO
3.2
多発性硬化症という難病の啓発をテーマにした作品。

突然、喫茶店で飲もうとしたコーヒーのカップを落とす。横断歩道を青信号の間に渡りきれなくなる。ついには歩けなくなり車椅子生活に。翔子(文音)は突然おそった身体の不調がどんどん悪化していき、最初は何の病気かわからずに不安な日々を過ごしていたが、脳の精密検査を受け「多発性硬化症」と診断される。

見た目では病気であるとわかってもらいにくく、周囲からの理解も得にくい上に、治療法のない難病「多発性硬化症」に苦しむ人を救おうと、翔子は「MS CHIPS」を立ち上げる。

これは、実際に多発性硬化症の患者で、MS(多発性硬化症)の患者さんを繋ぐサークル「MS CHIPS」の代表を務める中田郷子さんの半生の実話に基づく物語。

映画としては、肝心なところにモノローグを多用し過ぎで、実際に翔子が日常生活でどの程度MSに苦しんでいたのかが伝わらないとか、

MS CHIPSの立ち上げがホームページ画面のアップだけで、その後「私を支えているのはMS CHIPS のみんなとの交流」という台詞があるのに、立ち上げ後の実際の交流が何も描かれていないとか、正直言って再現ドラマの延長程度の演出だったりするのだが、

後半、新薬の承認へ向けての厚労省との闘い、忙しい日々の中で某殺される仲間との時間、などなど、ドラマもヒーロアップしていき、実際の中田郷子さんの生活のハードさ、取り組みの素晴らしさが窺えた。

主演は長渕剛の娘の文音さん、親友役にニッチェの江上敬子も出演している。

2月6日、ユーロスペースで上映予定。
この映画を観るまで「多発性硬化症」という病気の存在さえ知らなかった。
文音さん主演で、実際に多発性硬化症と診断され、薬や治療法も限られた中でリハビリに励み、同じ病気で苦しむ人々の為にNPO法人で活動している女性をモデルに映画化した本作は、或る意味、社会におけるマイノリティが存在の認知と、普通に生きることを勝ち取る為の闘いを描いたものと言えると思う。
描かれた難病はほぼ1万人に1人の割合で、それも20~30代の女性に発症することが多く、2020年で罹患者は2万人に上るらしい。
歩行困難や手足の痺れという症状が一般的らしいが、人によって様々な症状が出るので、なかなか当人ではないと病苦を分かってあげられないかもしれない。
ヒロインのぴょんちゃんこと中村翔子は病苦に挫けそうになりながらも、家族や幼馴染で親友の谷口千佳の応援やアシストを受けながら、前を向いていこうとする。
彼女はなかなか世間に理解されない患者の“駆け込み寺”的なNPO法人を立ち上げたり、海外では実績のある新薬の承認の為に奔走するが、時に周りと衝突して空回りもする。
このぴょんちゃんを等身大の共感を呼ぶキャラクターとして文音さんが演じ、その友人の千佳を江上敬子さんが、お笑いコンビ「ニッチェ」の時とは違う心に染みる演技で表現する。
目に見えない、誰でもが発症するリスクのある新型コロナウイルスが世界を席巻している今、病気や病状は違っても如何に患者に対して周りの支えが重要なのかが伝わって来ます。
栞
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映画としての評価以上に、この病気を知るきっかけを与えてくれただけで、非常に価値のある作品。私もこの映画を通じて初めて病名を知ったひとり。