YU

サマーフィルムにのってのYUのレビュー・感想・評価

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)
4.1
夏の空気感がつまった青春映画の新星!

好きなものへ一歩踏み出すハダシ、それを理解してくれる親友、仲間やライバルがいて、みんなで1つのものを作っていく。青春が爆発してた!

文化祭、駐輪場、500mlの紙パック、マッチとポカリとコーラで乾杯、どれも懐かしい

役者もみんな魅力的
ハダシは悲壮感がないいじけた姿が面白い。コロコロ変わる表情、死んだ目もひん曲がった唇も最高!

ハダシとビート板、ブルーハワイの関係がとてもいい!夏になったらこの3人を観たくなりそう

花鈴との関係もいい
ラブコメを一緒に観るシーンは素晴らしい!
花鈴は自分と同じく、好きなものにまっすぐで自分の哲学や考えをきちんと持っていた
時代劇の「好き」もラブコメの「好き」も同じだった。

「勝負しない主人公はみたくない」
花鈴の言葉はあのラストシーンへと繋がる
時代劇もラブコメも「愛」で「勝負」だったのか
とてもいいシーンだった!

個人的にはビート板がとてもよかった
不器用だけど一緒にいる2人を大事にしてて、色々気づける少しだけ大人でもあって。
ちょっとした仕草や表情がすごくいい雰囲気
「SFも読もうぜ~」も乾杯の「おう」もよかった。
「これって失恋なんだ」
彼女が好意を寄せていたのは、凛太郎なのか、ハダシなのか。明らかにならない感じもよかった!
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