爽やかな青春感溢れるビジュアルに惹かれて鑑賞してみたら、ストーリーも結構良く出来ていて、思いがけず良い作品だった！これは、暑い夏にピッタリの映画だと思う。
ハダシ、ビート板、ブルーハワイ。仲良し3人のあだ名がどれも由来が気になるものばかりだったけれど、劇中にその説明は全くなくて。でも、学生時代ってそんなものだったなと思う。ちょっとしたことであだ名が決まって、由来なんて知らないまま呼んだりして。時代劇好きのハダシの熱量をイイネって応援して、一緒に映画制作に本気になるビート板とブルーハワイ。苦悩を共にしたり励ましたり、恋愛を応援したり慰めあったり。この3人の空気感ほんと良かったなぁ。
ハダシの時代劇はまだしも、『大好きってしかいえないじゃん』は、私は観ていられないと思うけど(笑)、でも自分の好きなものがハッキリとあって、自分の映画に対するポリシーも持っている花鈴もまた素敵だったな。それを堂々と良いでしょ！ってお披露目出来るって凄い。
ちょっと拙さは感じたものの、とても気持ち良く観られた映画だった。大人が全然介入してこなかったのも、そう感じた理由のひとつかなと思う。これはやっぱり高校生たちの話であるべきだったと思うから、変に大人に邪魔されなくて良かったよ。本当に観て良かった～。
#77_2021
