※酷評です
久々に時間を返せと思った。
この映画観てる間に4歳も歳とっちゃったじゃねーか。
シャマランは数作しか観たことがないが、「ヴィジット」はわりと好き、でも一生懸命追いかけるような監督ではないな、って認識です。でも今作をみて、やっぱ自分には合わないと確信した。
まず冒頭から、意味ありげ、そしてやたらと説明的な台詞が続いて、見せ方上手くないなーと思わされる。なんというか、物語のために用意されたキャラクターって感じしかしないんだよね。
肝心のビーチについてからの展開も、キャラクターの誰にも感情移入できないから、どーでもいい奴がなんか死んでくだけ、としか思えないし。死に方もまぁビーチから抜け出そうとして失敗、というなんとも面白みもないワンパターンだし。
他の人の投稿みてなるほど、と思ったけど、宣伝の仕方も良くないよね。予告編でこの映画の数少ないビックリ&面白要素全部出ちゃってるんだもん。
あと、毎回自分の作品にカメオ出演するシャマランだけど、今回は結構がっつり出てて、作品にイライラしてたからなんかドヤ顔してるシャマランにめちゃムカついた。
唯一良かったのは、「ヘレディタリー」の息子ことアレックス・ウルフ。恐怖の表情が良くて、今後ホラーとかスリラーでもっと活躍するといいなぁ。
あと、途中登場人物のセリフでなんとなくシャマランが描きたかったことが示されるけど、あぁ、このコロナ禍で特に若者たちは貴重な青春の時間を奪われて、どんどん年をとってしまうんだなぁってのと重なって、それはなるほどと思ったけど。
まあどちらにしろ、シンプルにホラー、スリラーとしてまったく面白くなかったので、多分今年ワーストです。もうシャマランの名前に惹かれて映画を観ることはないかと。
