今回もシャマラン作品の謎解きミステリーに期待し鑑賞。
始めからしっかり台詞や状況を把握してないといけなかった！
（あれ？何か言ってたな～。さっき台詞で。）（何かさっきの行動怪しかったな）と伏線がいっぱい。
そこにいると1時間に2年経過する謎のビーチ。子供は大きくなり、大人は歳をとる。
異変に気付いて脱出をしようにも出来ず、人が死んでいく。
生き物によって「時間」は違う。
ハムスターは2年が寿命だし、我が家の愛犬も産まれて1年経ったが、人間にしたらもう成人式だ。
もしこれを人間が体験したら…怖い！
頭では老いて死ぬ事は知ってる。
人間は知ってるから怖いのだ。みるみるシワが出来、耳も遠くなり、歩くのもおぼつかなくなる。
あっという間だ。
ツッコミ所もあるし、腑に落ちない所もあるが、老いが全て怖い訳ではない。時間が忘れさせてくれたり、心穏やかになったりもする。離婚寸前の夫婦がお互いを庇い、労り、見つめ合うシーンは、それを意味してるのでは。
老いが恐怖だけではなく、豊かなものであるとも。
今このゆっくりした時間を大事にしよう。でも着実に老いているのだから、大事な人と大事な時間を過ごそう。
今コロナ禍でワクチンやら新薬開発やら待ったなし。
急ぎ過ぎるこの状況に問題提議の意味もあるのか？
ウェルカムドリンクの女性はクリント ・イーストウッドの娘って知らなかったし、シャマラン監督、自分の作品に出るのは相変わらず好き？ですね。
