さすがシャマラン。ハズレがなく期待を裏切らず高品質な映画を数年ごと定期的に提供してくれてありがたい存在です。感謝。
毎度のことながらシャマラン映画って１回でいい、忘れたくらいに２回目見てもいいかなくらいであんまり何度も見たくなるわけじゃないんだけど、その１回がめちゃくちゃ面白いし楽しい。今回は２時間切ってるのに体感長かった。劇中も一昼夜の話なんだけども早いし長い笑。恐ろしく不穏で、悲しく切ない、いい映画だった。
出尽くされた感のあるワンシチュエーションでここまで見せ切っちゃうのところが凄い。
ストーリーはシンプルで予告の設定まんまなのに「なぜ？」が暴かれていくサスペンスフルな演出や、人間ドラマかつ家族のドラマになってるところが凄く良い。
夜のシーンと翌朝のシーンは思わず涙が。。普通の見せ方だったらベタになりかねない展開をワンアイディアのSFに盛り込むさりげなさと、「翼のない天使」で実証済みの真摯な演出力が活きてる。没頭させられ、感情を湧き起こさせる、まさに「体感」というような。端々に漂うギャグ…ユーモアもさすが。シャマラン節とはこれのこと。。。どんなに恐ろしいホラーでもサスペンスでも楽しく見れるのはシャマランだから。。
ジャック・ニコルソンとマーロン・ブランドの共演映画は「ミズーリ・ブレイク」でしょうか。見ている間中気になった笑。
映画が始まる前にシャマランが出てきて喋り始めたから「シックス・センス」のときみたいに「オチは言わないで」とかの注意事項かと思ったらメッセージだった。シャマランがんば！次作も見に行くよ！
