紅梅シュプレヒコール

ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけているの紅梅シュプレヒコールのレビュー・感想・評価

4.0
13歳の時に投稿した『オーシャン・アイズ』を皮切りに、スターダムへとのし上がっていくビリー・アイリッシュのグラミー賞受賞までの軌跡を追ったドキュメンタリー映画

ビリー・アイリッシュについては人並み程度の知識しかないミーハー者なので、彼女に関する基本的な事も知れ、観ていて楽しかったです

今作では、ビリーの『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』というアルバムの制作と世界ツアーを軸にしながら、家族関係、恋愛、大人への過渡といった繊細な部分を映し出しています

自虐的になったり、我儘なことを言ったりと弱い部分をカメラの前で曝け出しながらも、ファンの前では笑顔で振る舞う彼女は魅力的でした

恋愛に悩んだり、大ファンのジャスティン・ビーバーと会えたことに感動したりと等身大の顔を見ることができるのは今作の魅力でしょう

そして、彼女だけでなく家族にも焦点をあてた編集がされているのも見所

特にプロデューサーとしても彼女を支える実兄フィニアスの姿からは学べる物があります

楽曲を2、3知っているくらいでも楽しめる作品になっているので、ファンの方はもちろんミーハーの方にもオススメです