最高にハッピーでポップなミュージカルでありながらも、ドラァグ・クイーンの歴史をしっかりと描いていたり、主人公が何度も自信消失しながも周りに支えられているのがよかった。マイノリティな憧れを持ちつつも、自信がないところも好感持てるポイント。お母さんも親友も先輩ドラァグ・クイーンのロコ・シャネルも、みんなそれぞれに歌のシーンが用意されててそれもどれも素晴らしかった。
どんなに疎外されてても、クラスメイトに優しく接するジェイミーとか、いじめっ子にも理由があることを描いているのもとても良かった。
最後にこのお話のもとになった親子が出てくるんだけど、これ実話ベースだったのね!と嬉しいサプライズでした。
しかも、本物のジェイミーのほうが美しい。
マイノリティを否定しない、素晴らしい母との愛のあるミュージカルでした!