年明け一発目に観るのにふさわしい爽快な作品！
夢を追いかけてクリエイティブを追求することのつらさ、キツさ、それをビジネスとして成立させなければいけない現実をきちんと描きながらも、「なんでお前みたいなぺーぺーが監督orヒロインなんだよ」みたいな無意味な悪態をついてくるキャラクターがいなくて、とても安心して観られる。
クリエイティブを追求しているのは主人公だけじゃなく、周りの人間も同じくプロフェッショナルなんだという表現だと感じた。
ポンポさんが仕事を上手く回せていることも、ジーンくんが起用され作品を完成させられたことも、主人公補正や運が良いとかじゃなくちゃんと説得力のある描写があって、すごく丁寧だなと思う。
編集を始めたばかりのシーンで、ジーンくんがどう見せたいからどう表現するかを言語化してくれるのは勉強になったし、地味になりがちな編集作業をバトルものみたいな演出で描いてるのは観てて飽きなかった！
ただナタリーの声優だけが………
キャラクターにとことんフレッシュさを与えたかったんだろうけど、気になって仕方なくて、彼女がしゃべるシーンでいちいち集中が途切れてしまった…
ナタリーという女優として、演技がまだ未熟で荒削りなのは理解できるけど、生きてる人間として自然じゃないのはどうなのか…
「新人女優の演技」がちゃんとできる声優さんに演じてほしかったな〜そこだけが自分には残念だった。
