アクション大作としては仕上がってる。不屈の女戦士フュリオサの誕生譚としても完成してる。前作を期待して観に行かなければ全然面白かったんだと思う。なので前作みたいな景気の良い珍神輿珍キャラぶっつけ祭を期待してた私は不完全燃焼。でした。無念! 今回の直接的な敵役、ディメンタスの行き当たりばったりで、カリスマあるんだかないんだか、愛嬌はあるかもしれんが狡猾と言えるほど頭はよろしくない感じ、全体的に中ボスクラスの器で、"あの"フュリオサが一本立ちする物語の超えるべき壁がこんなもんでいいのー? とも思っちゃったけど……まあいいのか、若フュリオサの経験値稼ぎとしては。あ、馬鹿の乗り物としての三頭立てのバイクは超笑った。
目的地に着けば我先にと走り出してホースをタンクにつなぎ、野菜が載ったリヤカーを押して走り、と働きものな上、敵が襲来すればやっすい命を投げ出して戦うウォーボーイズたちは完全にピクミンだったね。健気でかわいいね。