風神

総理の夫の風神のネタバレレビュー・内容・結末

総理の夫(2021年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

日本映画専門チャンネル放送分を
録画して鑑賞。

冒頭から
岸部一徳さんが
役者的ネタバレ感全開。
絶対裏切る人だなぁと。
嶋田久作さんも裏切りそうって思ったけど
そっちは大丈夫でした。

政治的作品は
なかなかリアルに作れない日本。
安倍政権時代のメディア規制の事も
未だに引き摺ったまま。
リアル寄りにコメディ作ったら
どうなるんでしょう。
公開すらさせてくれないのかな?
「新聞記者」もヤバかったらしいけど。
そういうのを認める度量を
国家に持ってもらいたい。
突っ込まれないような
良い政治を行えばいいのに。
自信が無いんでしょうけどね。

岸田総理よりも聞く力のある
そーりんこと相田凛子総理。
今の日本を一度リセットするなら
増税は必要なのは理解できるし
少子化対策も社会福祉も超重要案件。

子供が増えなければ
今の若者たちが、老人になった時に
だれも面倒見てくれなくなる。
社会福祉や年金システムが崩壊して
貯蓄の無い人が駆逐される世界になる。

また
過去の政治の失策の
積み重ねでもある国の赤字。
本気でこれを減らさないと
海外からの評価も下がり
最悪、韓国のように国家が破産する。

個人的に
少子化対策の根本的な解決策は
残業時間を減らすことと思っています。
日本人働きすぎて、疲れて帰っては、
夫婦生活もままならない。
昔は夜は大体自宅に居たし
娯楽も少なかったから
子作りも盛んだったが
今は、メディアが未来不安を煽り
過剰労働に苛まれ
情報取得にさく時間が増えて
子作りをする時間も無いのでは?
草食系なんて言葉もありましたが
極度の面倒臭がりの間違いでは?

女性総理が妊娠して
退職しなければいけないのが
そもそもの問題なのでは?
産休を認めるシステムを作る側が
産休を使えない。
こんな時に妊娠してって
まるで、妊娠するのに許可が必要そうな
社会体制を変えないといけない。
そこを突き抜けずに終わるのは
この作品のテーマからは外れるのでは?

問題提起ってほどでも無く
コメディってほどでも無く
なんか、中途半端な感じ。
そーりんの聴く力だけが
印象に残る作品でした。

2023-84
風神

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