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セブンのおのレビュー・感想・評価

セブン(1995年製作の映画)
4.7
 七つの大罪を軸に色んな作品を織り込んだ異常殺人者との7日間を、モーガンとブラピの新旧刑事が追う話。
 ミステリ&サイコな感じだからぱっと見具合悪くなる系かと思いきや、それぞれの主張や価値観が滲み出る場面が多くてそっちに惹かれてしまいました。

 声を大にして言いたいのはモーガンフリーマンがダンディを極めてて泣けました。トレーシー(女性)が言ってほしい言葉を心に響く音域で言ってくれる感じ…ほんとは何を話したいの?って言ってくれるだけでホッとするよね。

 モーガンが箱開けた瞬間に嫌な予感がすぎて白目剥きそうだった。
 最後はブラピよくやったよ…!と思ったんだけど、「プランを急遽変えた」って言ったジョンがここまで想定して画面上のみんなを操ってたなら。たぶん既に嫉妬と憤怒の該当者はこの世に命ないと思うけど。
 結果的にはジョンの素敵な人生を無茶苦茶にして悲劇なかたちを演出し、自分もその中に身を投じるエンディングを描ききったジョンの圧勝じゃん…と思いました。
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