甘口映画

おもいで写眞の甘口映画のレビュー・感想・評価

おもいで写眞(2021年製作の映画)
3.3
前半からじわじわと涙を浮かべながら観ました。
田舎で1人で暮らしている自分の母と重ねたりもしてしまいます。

やっぱり人には歴史があって、誰にでもストーリーがあって、笑顔が一番いい表情で、ということを何度も再認識させてくれます。
もっと一人一人のお話を掘り下げてもらいたいなとも思いました。
靴修理の人の話とか。

全体的にいろいろとツッコミどころのあるシーンも多いですが
(事前にもっと話し合ってチラシは作っとくやろーとか、高校時代の待ち合わせ場所あんなアバウトな決め方する?とか)、
温かさを感じる作品だと思います。

主役の深川麻衣さんが役柄とはいえ、しかめっ面のようなシーンが多かったのがちょっと残念。
幼なじみとはいえ、居酒屋でご馳走になってるのに途中で帰っちゃうわ、差し入れのたい焼き何も言わずにかぶりつくわw
途中、お客さんの気持ちよりも自分の撮りたい気持ちを主張してしまう所とかも若さとか東京で上手く行かなかった理由とかに繋がってるなと思いつつも、もっと笑顔の多いシーンが観たかったというのはあります。

吉行和子さん、ずっと前からいつもいつまでも可愛いらしい女性だと思います。
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