このレビューはネタバレを含みます
良質な映画であるのは間違いない
だからこそクライマックスの伝えたい所がそこなのか…という印象
そこに至る過程の映像と演出、絶妙な気持ちの表現は確かに凄かった
視線の誘導やカットバックの多用、伝わるはずのないと思われていた人間の核たる部分の演出は流石と
時間と映像を積み重ねた分期待をしてしまうのは当たり前で
「絶望や悲惨な過去を抱えてでも生きていかなくてはいけない」このテーマを描く作品はごまんと世の中に蔓延っていて 80分で伝わってくるものを3時間かけて伝える
そりゃ生きてくしかないし、何なら生きていけない人すらいる
クライマックスの言葉の重さがどこか軽く感じてしまう
車の使い方、意図 伝説的なショット 演劇の映画内での意味 何よりも三浦透子の存在感 本当に良作である分、個人的な映画の見方としてはハマりきらなかった
ドキュメンタリーでの見方になってるのかもしれない