村上春樹の小説が苦手です。しかもこれは3時間という長尺なのでだいぶ身構えておりましたが、皆さんのレビュー通り長さを感じさせない面白さがありました。
正直、前半は戸惑いました。最後まで見ても理解できなかったらどうしようかと。
だけど最後まで見ると文学音痴の私にもちゃんと伝わったように思います。
舞台劇の内容とリンクさせてくれたことでわかりやすくなっていて有り難い、って思いました。
特に最後の30分くらいで、ドドドって感情がざわついてきました。
「自分と向き合う」ってどういう事なのか、やっぱり私には難しいけど、今みたいな騒がしい環境では大切なことなんだと思います。
自分が犯した罪を聞いてくれる友人がいる私は幸せ者だとも感じました。
もう1回ちゃんと見直すことで新しい発見がありそうだし、ワーニャ伯父さんのストーリーの方も気になります。
未知の分野に興味を持てた貴重な3時間でした。