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眠狂四郎 魔性剣のmitakosamaのレビュー・感想・評価

眠狂四郎 魔性剣(1965年製作の映画)
3.4
スカパーにて。眠狂四郎シリーズらしからぬ作品かも。
身体を売りにきた元武家の娘を抱かなかったので自害されてしまう。
それを罪に思い所縁の少年を護る事となる。

従来の狂四郎なら自害した女を哀れんでも、罪に感じる事は無かったかも知れない。物語上で少年を護る立場になる必然性があったから、といえばそれまでなのだが…

その少年が藩主の妾の子で追放されていたが、正腹の子の死去に伴い藩士に捕われされそうになる。
狂四郎を仇と狙う女の襲撃にあったり、子供が攫われたり、子供を護る者たちが殺されたり散々。

そして、例によって藩によるバテレンの黒ミサのシーンがある。このシーンいるか?(笑)一応、知られてはならない藩の弱みなのだろうが…
毎度毎度のように黒ミサが出るよな。

結構チャンバラのシーンで、血を描写しているのもポイント。お陰で狂四郎が滅茶苦茶な数の藩士を斬り殺している印象がある。

基本的に自分の為にしか戦わないニヒルな狂四郎だから、子供の為に戦うという意外な姿が格好良い。ちょっとヒロイックな狂四郎だね。
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