眠狂四郎 魔性剣の作品情報・感想・評価

「眠狂四郎 魔性剣」に投稿された感想・評価

村八分

村八分の感想・評価

3.5
狂四郎って子供にはすごい優しいんだよなあ 主観視点でバサバサ斬りまくるシーンは血の量も多く迫力ある
能面を背負う
ニヒルで色っぽい眠狂四郎
時代劇でありながら
不気味で妖艶な雰囲気を放つミサのシーンは
際立って魅力的。
他にも尼さんなど印象的な場面は多いのに
何故か内容が心に残らない…
魔性剣というより敵方の奇天烈ぶりが際立つ怪作。
黒○○って聞いた瞬間耳を疑ったぜ…
狂四郎が自分の皮肉めいた言葉で死に追いやった責任を取る、それだけといえばそれだけだけど、仇敵おりんの追跡が絡んでなかなか手に汗握る。
殺陣がちょい大味なのが気になったけどこれは好みによるかな。
ニヒルで無頼な浪人と言う割には普通に善人な狂四郎、これ眠狂四郎じゃなくて座頭市の話でも良かったんじゃないか。

嵯峨美智子の存在とか悪魔教だかの要素も中途半端で串刺しのストーリーも今一つ、敵役の存在感もない。
初)63-69年にかけて10本以上撮られたシリーズ物。アナーキーで無頼者の狂四郎は雷蔵しかいないでしょう…の演技です。雷蔵のギャラ高いのか?敵役が絵面的に弱いなぁ…やたら展開が早いし、この頃は撮れば大入りだったんでしょうね…
敵の描写も散漫、嵯峨美智子もマドンナたり得ず。
冒頭の女をあっさり捨てる狂四郎がちょっと良いけど、ラストの立ち回りでは雑魚の人海戦術に押されて普通に捕まってて興ざめする
全員道徳的でクソつまらんわ。狂四郎ですら正義の味方面しやがって反吐が出る。
青二歳

青二歳の感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ6作目。
監督:安田公義(2/3)
脚本:星川清司(6/8)
撮影:竹村康和(2/4)
音楽:斎藤一郎(5/5)
【巻き込まれる騒動】岩城藩のお世継ぎ騒動with老中水野忠邦。狂四郎が巻き込まれる騒動やら悪事やらは、やたらと幕府中枢の悪者につながっていますねぇ。この黒ミサがエグい。ついでにかつて殺した男の妹からの復讐にも巻き込まれてます。

【覚え書】
“B級足し算の美学”に文句はないが黒ミサがクライマックスじゃないっていう盛りに盛り込んだ脚本がすごいぞ。個人的には結構好きな回です。
女を自殺に追い込んだ責から岩城藩のお世継ぎ騒動に巻き込まれ、さらに幕府大奥の秘密に関わってしまう眠狂四郎。この初っ端の鬼畜っぷりはヒドい!(なのにカッコいい)
唐突に狂四郎にからむ嵯峨美智子、序盤はなかなか迫力あっていいですがムササビの伴蔵の妹と言われても知らんがな…いたっけそんな人?調べたら③で狂四郎に殺された伊達三郎だそうで。伊達三郎本人は⑥魔性剣で別の役で出てる…兄さん生きてるやん…そこは俳優使いまわしなので仕方ないけども。

眠狂四郎シリーズは江戸時代を舞台にしたいわゆる時代劇なんですが、なんともおどろおどろしい"黒ミサ"(黒魔術?)が行われています。この“時代考証?何ソレ美味しいの?”と開き直るほかないエログロ感が眠狂四郎シリーズの魅力です。
黒ミサの演出はステキすぎて笑っちゃうんですが、見た目以上にエラいブラックでした…堕しって。この堕胎という大奥の秘密が山場かと思いきや(インパクトたるやクライマックスかと思うもん)、その後飄々と④女妖剣みたいなロードムービー風になり、簀巻きの毒ヘビ女や爆薬オタクのジイさん、尼さんと盛り沢山のバトル街道。岩城藩お世継ぎとして誘拐された少年を助けるくだりでシメになるという…盛り込み過ぎです。もう少年のことなんて失念していましたよ。
あ、ストロボ撮影あり。

【狂四郎の女たち】
今作は嵯峨美智子が狂四郎ガールとしてウロチョロするんですが…嵯峨美智子が驚くほど存在感うすい!どうした美智子。他作ではそれなりにビッチ役こなすのに〜。前作の玉緒もですが、縦糸となるべき女に存在感がないとだめですねえ。
あと毒蛇女と尼さん。狂四郎に迫る女刺客たちのキワモノ感さいこう。オープニングの穂高のりこは印象的。
シリーズ6作目。今度は狂四郎の主観視点で撮影したりと新たな試みが見受けられます。またシリーズ視聴者には嬉しいポイントもいくつかありました。

しかし笑えたのは、3作目に登場した伊達三郎の仇を取ろうとする娘が、今作の伊達三郎と普通に面会し悪巧みをしている点です。不自然と思わないのか?